1. 使っていないアプリを削除／取り除く
まず、iPhoneのストレージ使用状況を確認します。
- 手順: 「設定 > 一般 > iPhoneストレージ」にアクセスします。
- ここで、使用している容量とアプリごとの使用状況を一目で確認できます。
- アプリをタップすると、ストレージの使用詳細が表示され、「アプリを取り除く」と「アプリを削除」の2つのオプションが選べます。
「アプリを削除」:
- アプリとそのデータを完全に削除します。ホーム画面の「アプリを削除」と同じです。
「アプリを取り除く」:
- アプリ内の個人データを残したまま、アプリ本体だけを削除します。重いアプリやゲーム（例：PUBGなど）を一時的に削除して容量を確保したいときに便利です。後で再インストールすると、データは保持されたまま復元されます。
2. 昔の写真や動画を削除する
写真や動画がiPhoneのストレージの多くを占めていることが多いです。
- 手順: 重複写真削除アプリを利用して、不要な写真や映りの悪い写真を削除します。
- 注意: 写真を削除した後、「最近削除した項目」アルバムを空にする必要があります。ここを空にしないと、削除した写真も容量を占有し続けます。
また、写真や動画をパソコンに移行してバックアップを取り、その後iPhoneから削除する方法もあります。これにより、大量のストレージを開放できます。
3. HDRの写真や動画を撮らない
HDR（ハイダイナミックレンジ）モードで撮影した写真や動画は、通常よりも容量が大きくなります。
- 手順: iPhone 13以降では、「設定 > カメラ > ビデオ撮影」に行き、「HDRビデオ」のトグルをオフにします。iPhone 12では、写真と動画の両方のHDRを無効にするオプションがあります。
4. メッセージ系アプリを最適化する
メッセージや迷惑メールは時間が経つにつれて増え続けます。
- 手順: 「設定 > メッセージ > メッセージの保存期間」で、メッセージ保存期間を設定します。無期限ではなく、30日か1年を選びます。設定すると、指定期間を過ぎたメッセージは自動的に削除されます。
5. 外部ストレージを使用する
iPhoneでも外部ストレージを利用して容量を増やすことができます。
- 手順: フラッシュドライブやメモリーカードリーダーを使用し、写真や動画、音楽などを保存します。多くのフラッシュドライブは、内蔵のLightningコネクタで問題なく動作します。「ファイル」アプリを使ってデータを管理できます。
6. システムデータやストレージの「その他」を削除する
「iPhoneストレージ」のシステムデータやストレージの「その他」には、キャッシュやログファイルが含まれています。
- 手順: キャッシュを削除するには、使用していないアプリを削除したり、写真アプリ内の写真を整理したりします。
- 最終手段: iPhoneのブラウザのキャッシュを消去します。Safariの場合、「設定 > Safari > 履歴とWebサイトデータを消去」をタップし、「すべての履歴」を選び、「履歴を消去」します。その他のブラウザでも同様の手順でキャッシュを消去します。
これらの方法を組み合わせて実施することで、iPhoneの空き容量を大幅に増やすことができます。各手順を慎重に行い、不要なデータを整理することで、快適なiPhoneの使用環境を維持できます。
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